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国道308号線(暗越奈良街道)で奈良から大阪へ 2

9日(土)、国道308号で奈良から大阪へ。
奈良~生駒編の続きです。

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国道168号線との交差点を過ぎ、いよいよ暗峠へと向かいます。
暗峠と書いて「くらがりとうげ」と読みます。
なんか近寄り難い名前ですよね。
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Bromptonが役に立ったのはここまで。
ここから先は荷物でしか無かったんですけど、預ける場所も無かったので、まぁ連れていくしか
ないでしょう。
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徐々に坂の傾斜もキツくなってきて、路面も峠っぽい道になってきました。
でもこの道、通学路なんですよね。
毎日この道を登り下りしてたら、強靭な足腰になるでしょうね。
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さぁきたよきたよ、、、薄暗~い道が。
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道端にあった石。
「くらかり峠 旅行と芭蕉」          凄い垂直立ちでしょ。
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元禄7年(1694年)旧暦の9月9日に病をおして伊賀を発った松尾芭蕉は、この暗峠を越えて奈良から
大坂へと向かったのだそうです。
そして、この暗峠越えが芭蕉の最後の旅になったのだとか。。。
大坂に入って間もなくの10月12日にお亡くなりになったそうです。

芭蕉の足跡を辿るかのように、暗峠には、芭蕉の旧跡を示す石碑があちこちに見ることが出来ます。



峠道には手打ちそば、うどん、といった店がポツポツとありました。
気軽なハイキングコースとして、手ぶらで来ても大丈夫そうですね(冗談です)。
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この辺りの棚田は、
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明日香村稲渕もビックリの美しさ(!)
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往馬大社御小麦畑だって。
田んぼの上には、昨夜降ったという雪がまだ白く残ってました。
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暗峠に向けてキツい坂が続きます。
ハイカーはパラパラ見掛けましたけど、さすがに自転車抱えてウロついてる人間は誰一人見掛けま
せんでした。
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後ろを振り返ると奈良盆地が一望出来ました。
手前が生駒市内で、その向こうの山並みが矢田丘陵。
更に矢田丘陵の奥には奈良盆地が広がり、一番奥左に見えるのが若草山です。
これだけ登ってきたんですね。
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信貴生駒スカイラインの下を潜って、最後の坂をグイと上ると、
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やったー暗峠に到着(!)
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暗峠は、大阪と奈良の府県境に位置します。
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標高455m。
日本の道百選にも選ばれてる暗峠。
かつてこの辺りには、杉や松の大木が鬱蒼と生い茂っていたことから、「暗峠」との名前が付けられ
たとされてます。
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古くから奈良と大坂を結ぶ街道として、北から、中垣内越、暗越、十三峠越、亀ノ瀬越があったそう
ですが、中でもこの暗越奈良街道は、奈良と大坂とを最短距離(34km)でつなく道として、奈良時代
以前から利用されてきた古道なんだそうです。
ただ、江戸時代に入ってからは、本街道ではなく、脇往還として盛んに利用され、旅客、貨物の重要
な交通路だったとか。
また、河内屋や油屋など20軒近くの茶店や旅籠があって、伊勢参りの人々で賑わったとも記されてい
ました。
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郡山城主・柳沢氏がこの辺りに本陣を構えた際に敷かせたとされる石畳。
なかなか風情があって良いもんでしたよ。
但し、ゴツゴツして普通の自転車で走るには不向きでしたけど。
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峠にあった茶店「すえひろ」。
おでん、カレーといったメニューがありました。
ちょっと見づらいですけど、店で喋ってる二人のおばちゃん。
店の人は奈良県生駒市民、もう一人は店の隣に住む大阪府東大阪市民。
ちょっとだけ話させてもらいましたけど、東大阪側に住んでるおばちゃんはここの生まれ育ちで、
学校へは毎日峠道を下って麓の枚岡まで通ってたんだと。
まぁ行きは下りでマシでしょうけど、帰りは勿論登りな訳で大変な通学だったことは容易に想像
出来ますわね。
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この日は、下界はまぁまぁの暖かさでしたけど、標高455mの峠を吹き抜ける風は冷たく、おばちゃ
んも、「冬は寒いけど夏は涼しいで、また夏においで・・・」
と言葉を残し、早々に家の中に入っていかはりました。

夏ってか?
確かにここまで登ってきたら涼しいやろうけど、ここまで来るのが大変やがな(笑)


寒いので長居せず峠を下ることに。
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相変わらず道幅の狭い国道308号線。
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登りもキツかったけど、下りはもっと勾配がキツかった。。。
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アホみたいな勾配でしょ。
水平1mに対し1cm上昇する事を勾配率1%と言いますが、
暗峠の平均勾配率はなんと20%、瞬間最大勾配率は37%にも上ります。
もしお側に定規があれば、どんだけアホみたいな勾配か一度試してみて下さい。
因みに、箱根駅伝心臓破りの区間とも言われる5区でも、瞬間最大勾配率は13%に留まるそう
ですから、関東にお住まいの方にも如何に暗峠が激坂であるかお分かり頂けるのではないでし
ょうか。
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車のタイヤ痕。
1速でやっと登れるような勾配。
日本の国道でこの箇所が最も傾斜のキツい場所なんだとか。
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まぁとにかく凄い勾配で、下りもサドルにまたがることなくずっと押し歩き。
それでもブレーキ掛けながらでないと、自転車が勝手に転がってもっていかれそうな程でした。
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峠の頂上から1.5kmぐらい下ってきた所で急に目の前の視界が開け、大阪の街並みが見えてき
ました。
写真中央をまっすぐ横に走ってるのは阪神高速道路東大阪線。
左奥に見えるのは大阪市内のビル群です。
そして、ビル群の奥に見える山々は、六甲の山並。
この景色を見て、「生駒山を越えてきたんやなぁ~」と実感。
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大阪側にも芭蕉の碑がありました。
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芭蕉が最後の旅となった、この暗峠で読んだ句。
”菊の香に 暗がり登る 節句かな” 
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枚岡公園の桜並木。
春になったら綺麗でしょうねぇ。。。
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さぁ下りて来ましたよ~
普通の人家を見るのは久し振り。
でもまだ自転車に乗れる傾斜じゃありません。。。
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峠から3km弱で、近鉄奈良線のガード下に辿り着きました。
電車を見てホっと一安心。
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ガードを潜った辺りから、ようやく自転車に乗ることが出来ました。
この後は、あれほど軟弱だった狭い国道308号線が見事に成長。
最後は、阪神高速東大阪線の下を走る片側3車線の道路となって大阪市内へと伸びていきます。
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話のタネに、と一度越えてみたかった、松尾芭蕉も歩いた暗峠を通って奈良から大阪へ。。。
日本の道百選に選ばれてるだけあって、なかなかの景色で見どころも満載。
僅かですが昔の石畳も残っていて風情もありました。
Bromptonを携えての峠越えは無謀かとも思いましたが、とりあえず行ってみて正解でした。

自分は奈良側から登ったのでまだ何とかなりましたけど、大阪側からじゃ恐らく急勾配の坂
を前に途中で断念してたと思います。
写真撮るのもおぼつかない状態でしたから。
今度はいつ行くかは分かりませんが、またヒマな時にでも登ってみたいと思います。

長々となりましたが、最後までお読み頂きどうもありがとうございました。


テーマ : 奈良
ジャンル : 地域情報

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No title

奈良駅から南生駒駅までは自走したことは何度もありますが、暗峠への道はその昔一度挑戦して断念した苦い思い出があります(汗)。再挑戦してみましょうかねぇ・・

「くらかり峠 旅行と芭蕉」の石碑、確かに絶妙のバランスですね^^;

こんにちは

いやいや長文の渾身レポート楽しませて頂きました。
芭蕉さんが峠を越えられて直ぐにお亡くなりになられたとは
知りませんでした。

しかし激坂だけに大変だっただけに峠からの眺めも格別だったでしょうね。
今まで多くの暗峠のブログ記事を読みましたがお世辞抜きで
wembleyさんのレポートは一番迫力を感じました。
読ませて頂いている内に気が付けばこちらの呼吸も
荒くなっていました。^^
また行かれる折には一緒に連れて行って貰いですが、私でも越えられるか心配です。^^

こんにちは

鹿男さんも書かれてますが、
暗峠のレポ-トではwembleyさんが一番ですわ。
大阪側の過酷さがよくわかります。
まいりました。

大阪側はほんとおっしゃるとおり「アホみたいな勾配」です。
勾配はきついし見晴らしは悪いし一度話のネタに通れば充分ですわ。
奈良側は眺望もよく気持ちいい坂ですが。

私のお薦めの生駒越え道は大阪側へつづらおりで下れて見晴らしも抜群の十三峠です。

何とも・・・

TVで徒歩で峠を越えるのは見ましたが・・・
タレントが「すえひろ」で食事してました。

TVじゃ傾斜まできちんと伝えてないですね、wembleyさんのレポートで傾斜がよくわかりました。
しかし、自転車を押して上り下り大変だったでしょね・・・
パスハンターで行くような道じゃないし、何が良いんでしょうね?(笑)

お疲れ様でした!

暗峠探訪記、読み応えありました(拍手
奈良側からは登りたいと思いましたね^^
でも流石に平均勾配率20%、瞬間最大勾配率37%って!?
京都の激坂でも一瞬25%はありますが、平均20%となるとキツイですね(汗
確かに国道=酷道!
京都にも酷道477号線があり百井峠(ももいとうげ)は
荒れ果て道幅狭く鬱蒼として昼なお暗しです。
暗峠???機会があれば走ってみたいです!

jp3pzd さん

南生駒から先は「ハイキング」と割り切って行かれたらそれなりに
楽しめるかもしれません^^
何かしらネタにはなることは間違いないと思うので是非再チャレンジを!!
石碑、何気に横から眺めてみたら・・・
えらい切り込みが入った立ち姿でビックリしました^^

鹿男 さん

こんばんは。
つづく・・・ばかりじゃ申し訳ないと思って一気にいっちゃいました^^

何の理由があってあの道が国道なのか全く理解出来ませんけど、
ネタとしてはなかなか面白い道ではありました^^
私も芭蕉の件は知らなくてですね(こんなんばっかりですね)。
歩きながらの勉強だったんですけど、運動して尚且つ知識が身に付く
とは、さすがポタリング!(いやハイキング)。。。
これがあるから止められませんね(笑)

暗峠に関しては自転車は家に置いて行った方が賢明かもしれません。
ハイキングでも宜しければ是非行きましょう^^

冬は寒がり峠?

暗峠は一度だけ越えた事があります。 自動車で…

あの峠って、どう考えても登山道としか思えないです。(苦笑)

つりがね さん

こんばんは。
酷道を伝えることが出来たらエエな、と思ってましたから、
そう言って頂けると素直に嬉しいです^^
ほんまキツい上りやなぁ・・・思っとったですけど、大阪側はそれ
以上にエゲつない下りでしたわ。
翌日、お尻の筋肉が痛い痛い(笑)
十三峠は見晴らしも良くて綺麗みたいですね。
また機会を設けてチャレンジしてみようかな^^

羽ぴょん さん

「すえひろ」のおでんは1個80円、カレーも500円と、場所を考えると
エラく良心的な値段でした^^
TVで暗峠を紹介するなら、視聴者に傾斜を伝えないと意味ないですよねぇ(爆)
写真撮るにも自転車停めれる場所が無くて難儀しました。
次の日、お尻の筋肉が痛くて痛くて。。。
競走馬に坂路調教を課す理由が分かりました(笑)

並の峠じゃないんで、いっそ自転車は諦めてバイクで行くのが一番良いかも
しれませんわ^^

jun.skywalker さん

ありがとうございます^^
登られるなら奈良側からを強くお薦めします(笑)
平均勾配率20%の峠道を計8km弱押し歩きしたらさすがに疲れました。。。
でもJUNさんの脚力があれば奈良側からならいけるかも~(!)
道中、自転車停めとく場所もままならず写真撮るにも難儀しましたヨ(笑)
後日、お尻の筋肉が痛くなったのはこの日が初めての経験でした^^
道幅も狭く、何でこの道が国道なのか??
477号線ですか、面白そう?ですね^^
日本中を探せば興味そそる道が結構ありそう(!)

盛豚 さん

いやぁ、暗峠はあの坂と道幅の狭さですからね。
自動車で越えるにしてもそれなりの根性が無いとなかなか走破出来ませんよ^^
確かに登山道ですよね(笑)
ちゃんとした靴履いていかないと、大阪側は登るにしろ下るにしろ足が
もたないです。
プロフィール

ヤマちゃん

Author:ヤマちゃん
奈良県出身・在住
所有車:Brompton M3L ×2
     :Bruno road mixte

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